ルマケラス®を服用される患者さんのためのウェブサイト

注意すべき副作用

ルマケラスによる治療中は、以下のような副作用があらわれることがあります。

症状がみられたら、治療日誌(「服用患者さん向け小冊子」のページよりダウンロードしてお使いください)に記録しておきましょう。症状の程度によって、ルマケラスの服用量を調整する場合や、休薬、中止する場合がありますので、担当医の指示にしたがってください。

肝機能障害

発現頻度:ALT上昇16.3%、AST上昇16.3%

肝機能の状態をあらわすALT、ASTなどの検査値*に異常がないか、定期的に血液検査を行い確認します。初期には無症状の場合もありますが、以下のような症状がみられるときは、担当医、薬剤師または看護師に知らせてください。

服用時の注意点

  • いつもより疲れやすい
  • 吐き気や嘔吐
  • 意識の低下
  • 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸) など
肝機能障害の症状イメージイラスト

*検査値について

ALT, AST肝臓の細胞にある酵素で、何らかの要因で肝臓の細胞が壊れると、血液中に流出し、血液検査で異常値を示します。

間質性肺疾患

発現頻度肺臓炎1.1%

肺の酸素を取り込む場所(間質)に炎症が起こる病気の総称で、間質性肺炎や肺臓炎などがあります。炎症が広がると、呼吸がしにくくなり、命にかかわることがあるため注意が必要です。間質性肺疾患の初期症状は、風邪によく似た症状です。次のような症状があるときは、自分で風邪と判断せず、速やかに担当医、薬剤師または看護師に知らせましょう。

注意すべき症状

  • 痰のないかわいた咳(空咳)
  • 息切れ
  • 息苦しさ
  • 発熱
  • 疲労 など
間質性肺疾患症状イメージイラスト
下痢

発現頻度:27.9%

下痢がおこった場合、担当医より下痢を抑えるお薬が処方されることがあります。特に次のような症状があるときは、担当医、薬剤師または看護師に知らせましょう。

注意すべき症状

  • 1日4~6回以上の排便
  • 水のような便が続く  
  • 脱水症状(めまい、ふらつき、尿の量が少ない)など
下痢の症状イメージイラスト

予防と対策

  • 下痢が続くときは脱水症状を起こさないよう、こまめに水分をとりましょう。 
  • 刺激物を避け、消化の良いものを食べるようにしましょう。
下痢の予防と対策のイメージイラスト
悪心

発現頻度:16.3%

吐き気、嘔吐などの症状があらわれることがあります。

予防と対策

  • 吐き気を抑えるお薬を服用することで症状を改善させることができます。つらいときは我慢せずに担当医、薬剤師または看護師に知らせてください。
  • 食欲がないときは無理をせず、食べられるものを少しずつ食べるようにしましょう。
  • 栄養士に相談の上、少量で高カロリーをとれる補助食品なども取り入れてみましょう。
悪心の予防と対策のイメージイラスト
疲労

発現頻度:11.1%

疲れやすい、だるいなどの症状があらわれることがあります。

予防と対策

  • 疲れやだるさを感じたら横になるなど、無理をしないで休みましょう。
疲労の予防と対策のイメージイラスト

※ルマケラス承認時の臨床試験結果より

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