KRASは、わたしたちの細胞のなかに存在するタンパク質で、細胞が増殖するための信号(シグナル)を伝える、重要な「スイッチ」の役割をもっています。細胞の表面には、KRASに「細胞を増やして!」とシグナルを送る「受容体」とよばれるさまざまなタンパク質が存在します。KRASはこれらのシグナルを受け止め、活性化(ON)と不活性化(OFF)を切り替えながら細胞の増殖を調節しています。
- KRASの働き
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![シグナルを送る受容体「細胞の表面には受容体とよばれるタンパク質があります。これらの受容体は、細胞の外からのさまざまなシグナルを細胞の中に伝えます。」、KRAS「KRASに異変があった場合、スイッチはONのままとなり、がん細胞の増殖を引き起こします。」イメージ図](https://cdn.lumakras.info/cdn/9e65bb5f-6535-4d5f-892d-a4c893318ef3/ja-jp/1/20220510t061229z/role-img.png)
(イメージ図)
ルマケラスはKRASのスイッチをOFFにして、がん細胞の増殖を抑えます。
詳しくは「ルマケラスの作用」のページをご参照ください。