当サイトはKRAS阻害剤ルマケラスを適正にご使用いただくための情報を提供しております。

ルマケラスとパニツムマブの併用療法は、切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんの患者さんのうち、過去に薬物療法を受けたことがあり、KRAS G12C変異のあることが確認された方が対象となります。

KRAS G12C変異の有無は、組織検査や血液検査によって確認します。以前受けた検査でKRAS G12C変異のあることが確認できれば、再検査の必要はありません。

ルマケラスとパニツムマブの併用療法を受けることができない方

  • ルマケラスの成分に対して、過去に、過敏症(発疹、かゆみ、意識の低下、呼吸困難など)を起こしたことがある方 さらに重い過敏症状が出る可能性があるため、ルマケラスを使用できません。
  • パニツムマブの成分に対して、過去に、重度の過敏症を起こしたことがある方 さらに重い過敏症状が出る可能性があるため、パニツムマブを使用できません。

ルマケラスとパニツムマブの併用療法を受ける際に注意が必要な方

  • 中等度以上の肝機能障害のある方 肝機能が弱っている方に使用した場合、ルマケラスの副作用があらわれやすくなることがあります。併用療法による治療前や治療中は定期的に血液検査を行い肝機能に異常がないか確認します。
  • 間質性肺疾患、肺線維症のある方、または過去にあった方 間質性肺疾患が増悪するおそれがあるため併用療法を開始する前に担当医に相談してください。
  • 妊娠中または妊娠している可能性のある方 妊娠中にルマケラスまたはパニツムマブを使用した場合、胎児に影響を与える可能性があります。併用療法による治療中に妊娠した場合は、すぐに担当医に相談してください。
  • 授乳中の方 授乳の中止または継続について、担当医に相談してください。