ルマケラス®を服用される患者さんのためのウェブサイト

肺がんの薬物治療法

ルマケラスは分子標的療法とよばれ、遺伝子検査により効果の予測される患者さんに用いられます。

非小細胞肺がんの薬物療法は、「化学療法」「分子標的療法」「がん免疫療法」の3種類に大きく分かれます。分子標的療法は、がん細胞に特徴的なタンパク質を狙って作用するお薬を用いた薬物療法です。この分子標的療法は特定の遺伝子変異をもつ患者さんを対象に用いられることが多く、ルマケラスもそのひとつです。

近年の肺がん治療では、こうした遺伝子変異の有無や特定のタンパク質の量などでお薬の治療効果を予測し、個々の患者さんにとってより効果的な薬物療法が決められるようになりました。

また、化学療法とよばれる従来型の抗がん剤では、がん細胞だけでなく正常な細胞にダメージを与えることであらわれる副作用がありましたが、分子標的療法は、がん細胞の遺伝子から作られるタンパク質を標的にするため、正常な細胞に対する影響は比較的少ないことが多いとされています。一方で、分子標的療法に特徴的な副作用があらわれるため、注意が必要です。ルマケラスの副作用については「副作用について」のページをご参照ください。

  • 化学療法と分子標的療法の違い

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「化学療法(従来型の抗がん剤)は、正常な細胞にも作用する、分子標的治療薬は、がん細胞に特徴的なタンパク質に的をさだめて作用する」イメージ図

(イメージ図)

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